「持ち手カバー」を作ります2

2009.12.14

ご相談をして、いくつかサンプルを作っていただきました。そこからシンプルでかつ取り外しができ、手に馴染みやすい革を選びました。

生地の端(耳部分といっています)は見慣れていますが、革の端をみるのは初めて。革のはじまで利用して、元々の風合いも取り込んでカットされていました。ここから裏側や端の加工の工程がいくつかあります。

atat13


穴あけしたところにホックの金具を打つのですが、その際金具とのなじみを良くする為に小さな革ワッシャーを挟みます。 ここでいうワッシャーとは、留め金具を革に直接付けると革に負担がかかるのでそれを和らげて強度を増すために、金具と本体の間に挟みこむ小さな革のことをいいます。このワッシャーも、余った革をカットして利用します。 atatさんには小さな切れ端で作ったワッシャーがたくさんストックしてありました。

細かな丁寧な作業がいくつもあり、持ち手カバーは出来あがります。(つづく)

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