替わります。変わりません。ebebeの染めかえ

2010.12.15 / お知らせ

■藍からインディゴになるお知らせ

ebebeで染めかえをスタートしてから、約4年が経ちました。今まで染料は「藍」を使ってきたのですがebebeは2011年1月受付分より
「藍」から「インディゴ」になりますことをお知らせいたします。
染料は「替」わりますが仕上がりは、ほとんど「変」わりません。

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■なぜ替わるのか。

ebebeの「染めかえ」をして下さっている職人さんより、藍を取り巻く現状をお聞きしました。
現在、藍は非常に価格が高く、天然染料であるがゆえの生産性の問題もあり、
今までと同じ価格で「染めかえ」を続けていくのは、もしかしたら難しくなるかもしれないとのこと。

その時に、職人さんからインディゴ染料の話を聞きました。
インディゴは世界の人から愛されている、デニムの染料。
インディゴは「染めかえ」ととても相性がよく、
藍染め同様、一枚一枚手染めで染めかえるので
着れば着るほど味わいが出るとのこと。
スタッフで岡山の職人さんを訪ね、実際にインディゴで「染めかえ」をして、その魅力を実感しました。

ebebeとしては、今までと同じ価格で「染めかえ」をご案内していきたいという思いがあります。

そこで、2011年からは、これから先も安定した価格と生産性で供給が得られる
インディゴでの「染めかえ」に切替えることにいたしました。

 
■インディゴの説明

「インディゴ」とは、1800年代後半に、植物の「藍」と同じ色素構造で作られた染料です。人工染料ですので、人工藍とも呼ばれます。
同じ色素構造なので、染めの工程や、染料の反応も、藍と同じ。
カメにインディゴを建てて、一枚一枚職人さんが時間をかけて染めます。染め上がる色は藍色。

 元々、綿や麻は、土に生えている植物の状態ではアルカリ性。それが刈り取られ、加工されると中性になります。
染めかえる際に浸けるカメの中の状態はアルカリ性。
植物本来のアルカリ性の状態に戻すことで、繊維が初期状態になり生地がリラックスします。
そこにインディゴ染料が入り込み、空気中や水の中の酸素と結びつき、きれいに染め上がります。
ebebeではこれまでと同様、一枚一枚手染めで染め、染料がしっかり定着し色落ちも少なく仕上げます。

 ■替わります。変わりません。ebebeの染めかえ

今までと変わらず、染めかえをみなさまにご提供することを第一に検討した結果、インディゴ染めへの移行を決定しました。
色は、3回染め(薄い藍色)6回染め(濃い藍色)からお選びいただけます。
2010年に、お申し込みを受け付ける【染めかえ】ものに関しては「藍染め」になります。
インディゴ染めに替わることで変更になる点は、現在調整中です。決定次第ご報告いたします。
ご質問などは、お気軽にお問い合わせ下さい。

 ※染めるものの色によって、染め上がりは変わります。
インディゴ染めかえの説明、体験報告などは、今後追って「
ebebe日記」でお伝え致します。
私たちスタッフも、先日より染料についての勉強・染め工場でのインディゴ染め体験をしました。自分たちで確かめることによって
みなさんに変わらず「染めかえ」のご案内を続けることができると実感しています。


※Webの「染めかえプロジェクト」の変更が、
2011年に間に合わない可能性がございます。追って変更いたしますのでご理解・ご了承をお願いいたします。

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