染めいろのこと
ebebeの「染めかえ」は、「藍染め」。
染めるものの色が、淡色でも濃色でもいい感じに仕上がります。
2014年秋「染めかえ」のきっかけをもらった
岡山県の染工場さんから、 福岡県の染工場さんににかわりました。
同じ染めの工程で、一枚一枚職人さんが時間をかけて
染めて頂いています。
染め上がる色は深みのある藍色。
元々、綿や麻は、土に生えている植物の状態ではアルカリ性。
それが刈り取られ、加工されると中性になります。
染めかえる際に浸けるカメの中の状態はアルカリ性。
植物本来のアルカリ性の状態に戻すことで、繊維が初期状態になり生地がリラックスします。
そこに染料が入り込み、空気中や水の中の酸素と結びつき、きれいに染め上がります。
一枚一枚手染めで染めることで染料がしっかり定着し、色落ちも少なく仕上げます。
藍染めの工程
生地についたゴミや油分を取り除くため、一度湯で洗う。
藍染めのカメにつける。
ムラが出ないようにカメの中でゆっくり広げたりもんだりします。
染めの溶液は黄緑色なので、カメから引き上げたときは黄緑色です。
そして、空気にさらすと色素が酸化して藍色に染まります。
酸化を促進するために、炭酸をいれた水で洗い絞ります。
カメに浸しては洗い絞って風を通す。
この作業を繰り返しすることにより、濃度が濃くなり色に深みがでます。
とても手間のかかる丁寧な仕事です。
ebebeでは、染め上がりの色を
<3回染め(薄い藍色)・6回染め(濃い藍色)> から選べます。