インディゴ染めのこと その2

2010.12.24

先週の日記の「インディゴ染めのこと その1」では、染め上がりについて藍染めと比較してお伝えしました。今回は、染め工程についてのお話です。

 

インディゴかめ


 

カメの中ではインディゴは黄緑色をしています。


 

インディゴ染め


染み込ませ、絞り、空気にさらすという作業を繰り返すうちにインディゴブルーに!

ebebeでの染めかえは、綿か麻の素材のものに限らせていただいています。それはインディゴ染めになっても替わらず、染めに適した素材だからです。綿や麻が植物の状態の時にはアルカリ性なのですが、刈り取られることで中性になります。そして製品となり、皆さんの手元に届きます。その後「染めかえもの」として染料を建てたカメに付けられることでアルカリ性に戻ります。そのときに生地がリラックスして繊維が開き、不純物が落ち、そこにインディゴが入り込み生地が引き締まります。
そしてカメに入れてインディゴを染み込ませ、絞り、空気にさらしてという作業を1枚1枚手染めですることで、インディゴが定着し、染め上がりが色落ちしにくいんです。
だからシャンとして着心地がよく、色移りなども少ない染め上がりになります!

2011年からインディゴ染めでの染めかえがスタートします!newsでもお伝えしていますように、藍染めのときと変わらず皆さんに「染めかえて使い続けること」を提案していきます。年内は12月28日(火)までの営業、2011年は1月4日(火)からの営業です。期間中にご連絡いただいたみなさまには、追って随時ご連絡させていただきます。お待ちしております!(大前)

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